体罰禁止法案適用について
私はこういう法案が提出されて法案審議にかかったところまでは知っていたのですが、既に適用されていたことは知りませんでした^^;
先日保育士を目指している子から「体罰は禁止になったんだよ」と聞き、私は既に廃案になったと勝手に思い込んでいたので念のため調べてみると既に成立、適用されていたんですね^^;
なんか新型コロナウイルスの話題で打ち消されたのでしょうか、全然耳に入ってきませんでしたね…。
この体罰禁止法案の件はQ&Aでも応えたことがありましたね。記事はこちら
その時には、虐待は絶対にダメな事ですが、仮に軽く叩くくらいならいいと容認してしまうと、その加減の線引きは法律では無理で、そうであるなら体罰を全て禁止にしてしまうという結論になってもしょうがないのかもしれないというような答え方をしましたが、実はその時は本当に成立するとは思ってはいなかったです^^;
これは生活をしていく上では無謀ともいえるもので、躾け目的だったとしても、どんなに軽いものでも体罰は法律で禁止されると規定しています。
つまり、「ダメだよ」といって軽~く頭をポンッとするのも法律違反、ほっぺを軽くペチっとするのも法律違反ということです。
罰としての長時間の正座やご飯を与えないことが体罰というのはわかりますが、その線引きはあいまいですよね。
また精神的な体罰も禁止となり、「生まれてこなければよかった」「子供を辱めて笑いものにする」「兄と違って出来が悪い」等の人格否定も心理的虐待として禁止だそうです。
もちろん子供が心に傷を負うような行為は禁止すべきですけどね、なんだか腑に落ちない点もありますね。
そうはいっても罰のさじ加減は法律では制定できないので、まぁ一切禁止となるのは苦渋の策なんだと思いますし、実際は人間の感情や性格の問題なので非常に難しいでしょうね。
ただ、私は思うのですが、これは子供の人権を守るための法律だと考えると全て納得がいきます。
子供というのは発言力がなく、家庭内だと事実があっても隠蔽されてしまうことがありますよね。
肉体的な体罰があっても、心理的な虐待があっても、証拠がなければもみ消されてしまうでしょう、その証拠を集める能力にも乏しいし、親を訴える勇気もなければそんな知恵を持っている子もあまりいないでしょうから。
だから一切合切禁止せざるを得なかったんでしょうね。
これが大人であったらどうでしょうか。
これが躾の為であろうがなかろうが、相手が被害を受けたと思えばこれは立派な刑法の傷害罪として成立し、10年以下の懲役刑です。
大人なので傷があれば証拠になりますし、そういった証拠がなければ録音するなり隠し撮りするなりの知恵を働かせて自ら戦える能力も備わっていますよね。
加害者がそうは思っていなくても被害者が傷害と思えば障害だし、名誉棄損や侮辱罪、セクハラやパワハラなども被害者の心次第です。
でもそれが自分の為にしてくれたと思ったり、ありがたいことだと思ったら被害ではなく嬉しいことにもなり得るんですよね。
それは人間なので、ただ威張り散らしているだけの人とか、いじめているだけとか、理不尽な事を押し付けているとかであれば、受け手がよくわかるはずです。
でも相手が自分のために親身に必死に涙ながらに叱ってくれたり殴ったりしたら、そこに友情が芽生えたり師弟関係が成立したりなんてこともよくある話です。
だから本来は躾としてのお仕置きは必要で、それは子供でもある程度必要だと私は思っています。
当然子供心に嫌われたと思ったり人格否定と感じたりしたら絶対にダメなことですが、そうではなく手加減をした優しいペンペンやその後の言葉がけやスキンシップで、結果成長する前提でのお仕置きならの話です。
ただそういう躾をできるのはそういった資質のある人にしか無理なので、今回の法律のように子供に対しての体罰を一切禁止にするのは私は賛成です。
ただ大人は別ですね(笑)
先ほど説明した通り、相手が被害を受けたと思わなければ傷害罪は成立しません。
それは名誉棄損、侮辱、パワハラなどの人格否定もそうですが、相手がそう思わなければ罪は成立しません。
そして仮に私が全く知らない人に対してお仕置きをしたらこれはもう傷害罪ですよね(笑)
お説教にしても全く知らない他人にしたら、名誉棄損や侮辱罪ということにもなりかねませんよね^^;
でも相手に被害感情がなく逆に感謝があれば、お仕置きという体罰はその人の人生の為であって、その人の成長にもなり得えます。
その上で自分の心を解放出来たり、新しい視点で物事を考えられたりすればそれは悪い事では無くとてもいいことなはずです。
人の心を傷つける人はそれは人間性の問題です、そういった人間性に左右されることに対して、これまでの法律のように”懲戒権”という躾の為に子供を懲らしめる権利を与えてはいけませんよね。
親といっても一人の人間です、クラスメートを思い浮かべればよくわかるでしょうが、誠実で立派な親になれそうな人はいても、そうはなれなそうな人もいたはずですし、結局そういうクラスメートも親になるんですから、家庭内にトラブルがあって当然です。
でも子供目線で親を捉えるとそういったことが客観視できなくなるものなんです。
私のお仕置きは相手の心を傷つけないということに重点を置いています。
もちろん反省内容についてのお説教は、より罪悪感を感じて反省してもらうために、あえて傷つけるような言動をすることがあります。
それは「こんなに悪い事なんだよ、これで傷つく人もいるんだよ、もっとできるはずだよ」ということを心に刻み込んでほしいからです。
その上でお説教をしますが、それでも相手の気持ちを尊重して、そうしてしまった気持ちを理解しながら言葉を交え、お仕置が終わったら全てを許し、このようにしてしまった行動を全面的に共感しますが、それでもダメなんだとフォローするように言葉がけしています。
それは、人間なんだから何をしてしまってもしょうがないですが、そこに反省の気持ちがあれば許されるべきだと思っているからです。
もちろんお仕置きを受けなければ許しはありませんし、自分自身も許してあげれないでしょうからね^^;
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