お金と生きること
今度、国民年金の支給年齢を68歳にするという案がでています、70歳という案もあります。
でも、若い時でさえ就職が難しいのに60歳を越えて68歳まで働くことって出来るのでしょうかね。
働くことが出来たとしても給料なんて今より少ないでしょう。
支給年齢引き上げの理由は少子高齢化と平均寿命が延びて年金の維持が出来ないということですが、いくら平均寿命が延びたからといっても高齢者が生活できるだけの収入で働ける環境がなければ生きていけません。
以前は60歳から支給されてきた年金ですが、それは定年退職の年齢と同じであり理想の形でしたが、今は定年退職の年齢はそのままで支給年齢だけ遅れていますよね。
まあ、一部優良企業では定年退職の年齢を引き下げていますが、それはホンの一部であって普通の企業は60歳定年です。
定年から68歳までの8年間どうやって生きていけばいいのでしょうか?
体もガタがきているので若い時よりも生活費は必要になります、仮に生活費を月15万円と想定した場合、8年間で1440万円が必要です、たった15万円でも8年間にしたら1500万円くらいなんですね。
また、会社員や公務員は国民年金のほかに厚生年金等に加入しているので年金が支給され始めたらそれで生活が成り立つのかもしれませんが、そうでない人は国民年金の月66,000円のみです、貯蓄も出来ない現状でこれはもう絶望と捉えるしかないですね。
更には国民年金さえ払えない人もいるのが現状です、今の生活にいっぱいいっぱいで1ヶ月15,000円ほどの保険料すら払えない人もいるんです。
まぁ、これから十数年後どうなるかは先が見えちゃっていますよね、結局は国がそういう人たちを助けることになり、それに対して税金を使い、保護するのでしょう。
政治家や官僚、それをサポートする人たちって生活が安定しているから国民年金しか加入できない人の生活が分からないと思うんです。
そういう生活を選択したお前らがいけないんだ的な考えだから弱者のことを考えられないんだと思います。
政治家が国民を想っているなんていってもそれは中間層に対してだけですよね、政治の議論やテレビでの討論を見ていても会社員や自営業者を中心に話が進んでいるのが現状ですから。
本当に生活ができない、働けないとなって、これでは死んでしまうというようになったら国はその人に生活保護を認定するでしょう。
生活保護費って国民年金の支給額より多いんですよね、自治体によって違いますが。
でもそれなら国民年金を払わない方がいいってなってしまってもしょうがないです、こんな世の中ですから。
結局は税金で処理をしてしまい、それがまた国民の負担になってしまいます。
なんで今の政治家や官僚達は”今”だけを乗り切ろうとするのでしょうか。
結局は国民が反発し、支持率が落ちるのが怖いだけなんでしょう、だから消費税も上げられない。
国民も政治家以上に愚かですよね、”今”も大事ですが、先の事も考えてそういう政治家を選ばないと。
でも結局政治家は国民のことを想って、国民の言いなりに”今”をしのいでいるだけなのかもしれません。
たしかに生活は苦しいですが、この環境は変わることはありません、景気がよくなるなんて仮想です。
だったら先を考えなくてはならないと思うんです。
今が大変だから消費税増税反対ではなく、将来はもっと大変になるから消費税も含めもう少し身を削る覚悟でないと将来の生活は破綻しか待っていないでしょう。
生活保護費が莫大に増え、不正受給も増え、問題になり、審査を厳しくすると餓死者がでてまた問題になる。
こんなことはもう今から分かりきっていることですよね、今の生活も大切なんですが、それだけではなく、将来の生活のことを政治家も国民も真剣に考えていかないと大変なことになるなって感じます。
こんな日本に嫌気がさして海外に移住しようかなとも思いますが、言葉が通じないのと寂しいってのがあってなかなか決断できません。
お仕置きに憧れを持っている人達を2,30人ほど引き連れて海外に移住だったら面白いかもしれませんね。
賛同者がたくさんいれば本気で考えますよ^^;
一緒に住んで悪い子にはお仕置き付です(笑)
2,3ヶ月くらいの生活は面倒見るのであとは現地で仕事をして生計を立てていきましょうかね^^
お金って生きるのには必要ですが、労力にあった報酬がほしいものですよね。
苦労しても苦労しても給料が少ないではなく、そういう公平性があればみんな貧乏な暮らしはしないですむと思います。
苦労しても給料がない人と楽して大金を得る人の労力としての不平等性が解消できないかなって感じます。
大金は要りません、普通の生活をしたい人は普通の仕事をすればいい。
貧乏でいいなら仕事を減らせばいい。
贅沢をしたければたくさん働けばいい。
そんな選択が出来る公平性のある仕事が理想ですが、これは現実味のない理想ですよね。